療育の紹介 ~投げる動作編~
2021-03-20
今週は、先日行った運動療育を一つご紹介したいと思います!
写真の活動は、中央に置かれた入れ物をめがけてボールを投げていき、何個入れることができたかの得点を競うというものです。その際投げられるのは一回につき一人一球までで、投げ終わったら座って待機している児童の中から一人を選んでバトンタッチして交代していきます。
この活動のねらいは大きく分けて二つあります
一つ目は、投げる動作を学んでいくという狙いです。
ひじの角度の問題であったり、またボールをリリースするタイミングが適切ではない、などといった理由でボールを上手に狙ったところに投げることに関して課題を抱えたお子さんに対して、見本や補助を入れつつ上手な投げ方を定着させていく、という目的があります。
2つ目は、次に参加するお友だちをお子さん自身が選ぶ、という機会を設けることで、全員で参加して楽しむ意識の醸成や、お友達に意識を向ける機会を増やしていく、という狙いがあります。交代する相手を自分で選ぶことで、まだ出番が回ってきていないお友達に順番を回してあげるなど、みんなで活動を楽しむ気持ちを持ってもらえればと考えています。
投げる動作に関しては声掛けや見本を示すことで上手に投げることができた、という場面もありましたが、二つ目のねらいに関しては、単純に仲のいいお友達同士で交代し合う様子も時折見受けられたため、まだやっていないお友だちに回してあげるといったような意識、気遣いまではまだ考えが行き届かない様子でした💦
今後も上記の要素を活動に取り入れていき、お友達同士が関わり合い、みんなで楽しめる療育を提供していきます★

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