お友達との関わり方
お友達への興味・関心はあるものの
👦「先生、○○君が消しゴム落としてるよ」
👧「先生、△△ちゃんって何歳なの?」
と指導員に話しかけてくることが多い子どもたち。
お友達と直接かかわり成功体験を積んでほしいという思いから、
2日間にわたって、声のかけ方や会話の仕方について、SSTを実施しました。
ソーシャルスキルトレーニングの略称で、適切な関わり方を習得するための訓練のこと
今回は、プロジェクターを用い職員がコマ録りで作った人形劇を上映しました🐵🐰🐘
<今から蒲田教室が映画館になるよ!>
部屋を暗くすると「早く見たい~」「映画大好き!」と明るい声が響きました。
暗くてよく見えませんが、ちゃんとみんな座ってますΣ(゚Д゚;)
上映している間は皆落ち着いており、集中して見続けることができていました。
途中、人形劇の内容について<どうやったらウッキーは楽しくお話しできるかな?>
<ゾウくんが相手に気付いてもらうためにはどうしたらいいんだろう?>など
クイズを挟みましたが、一生懸命考え、発表する姿が見受けられました。
<映画の後は、みんなもお話しの練習をしてみよう>
と実践練習に移りました。
“声のかけ方”では以下の3点を伝えております。
誰に対して発信しているのか明確になるよう、肩を叩くことに重点を置いて練習しました。
借り物競争では実際に相手の肩を叩き、名前を呼ぶことは皆実践できていましたが、
何を貸して欲しいのかスムーズに伝えられず、言葉に詰まる様子が見受けられました。
段階を踏んで、自身の要求を伝える練習も今後取り入れていきたいです💪
“会話を続ける”では共通の興味・関心から話題に沿って話す練習を行っています。
相手の考えを聞いたり、自分の意見をまとめたりと、とても難しい課題でしたが
うまく答えられずとも、「もう一回やってみたい!」と積極的に参加への気持ちを表明しており、
お話しすること自体に楽しさを見出せたのではないかと感じました。
☝上の写真から順に、カーズ、キラメイジャー、ドラえもんについてお話しています。
ポケモンとドラえもんについては好きなキャラクターの名前を言いあったり、
どんなところが好きか、なんで好きかまで尋ねる場面もうかがえ、特に盛り上がっていました😳🔥
「○○君も僕と同じものが好きなんだ」と他者理解を深められたことも、
子どもたちにとって安心し関われるきっかけに繋がったのではないかと思います✨
SSTで学んだことを定着するには、
今回実践した行動を日常生活において行えていた際、周囲の人が認め関わることが大切です。
『肩を叩いて声をかけられたね』『お友達に話しかけられたね』『○○君のお話し聞けてたね』
など、前向きな声掛けをしていただけると子どもたちの意欲が向上します😄
ふだんと違う、ちょっとした変化や成長にも目を向けて関わっていきましょう🙌

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